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自由気ままに作った1/24カーモデルの資料とまとめ

完成品:TT2 サンバートラック

Category: 完成品 > アオシマ  Tags: 完成品  スバル  アオシマ  
アオシマ TT2 サンバートラック 1


機能美に秘める浪漫。 
今回制作しましたのはアオシマさんから発売されている、ザ・ベストカーGTシリーズNo.80「'12 サンバートラック TC スーパーチャージャー」でございます。

1/24での軽自動車といえばフジミさんのミラ・アルト・リーザのKカーシリーズやインチアップシリーズでのパジェロミニ・ワゴンR、タミヤさんのトゥデイなど、各社80年代後半~90年代のクルマを当時にキット化している中、アオシマさんはABCCトリオと呼ばれるAZ-1・ビート・カプチーノ・コペンを網羅し、また現在も定期的に新金型としてリリースを続けている、各社の中では趣味性の高い軽自動車に明るいメーカーさんという印象です。
ABCCトリオもビート・カプチーノが90年代に発売された後、コペン・AZ-1(ついでにキャラ)が2000年代に発売され、やや古いネオクラシカルなクルマでも特徴的な名車は掘り起こしていただいてるなーという重箱の隅を突く 軽だけにとどまらずマニア車好きにはありがたい存在ですからね。

しかしこと軽トラ・軽バンに関して言えば、その存在は機能性を重視しているのにもかかわらず、非常に趣味性も高いという独特の二面性を持つためか、1/24ではフジミさんのミゼットⅡ・アオシマさんのK87サンバーバンハイルーフやキャリイ…と数える程しかキット化されていませんでした。
そんなところに2013年、突如としてエンジン再現を伴ったフルディテールな今回のサンバーが登場。

全く予想していなかったキット化に、「流石プラモデル界の狂犬」と(良い意味で)モデラー各位を震え上がらせたのは記憶に新しく、更にパーツをこれでもかと分割することでトラック・パネルバンへのバリエーション化、そして実車とほぼ同様にフレームに各パーツを装着していくという構成再現になり度肝を抜いたのでした。


アオシマ TT2 サンバートラック 2


キットはトラックとパネルバンを基本構成としてトラックはWRブルーリミテッドと消防車仕様、パネルバンの方では赤帽仕様と郵便仕様が現在までにバリエ販売されています。

当初はそのバラバラな構成からか主にキャビン部でのパーツの合いの悪さが指摘されておりましたが、初版のバン・トラック以降は金型調整がされており、フロントバンパー以外はパーツの精度が改善されています。

私が今回制作したのは恐らく第二版。
パッと見、初版との区別が一番付きやすい所としては、ワイパー周辺のウォッシャーモールドの有無とフロントガラス用のマスキングシールの追加ですかね。
こちらも初版以降に追加された部分だったりします。

ホビーサーチ  アオシマ `12 サンバートラック TCスーパーチャージャー

Amazon.co.jp 1/24ザ・ベストカーGTシリーズNo.80 '12 サンバートラック TCスーパーチャージャー



ホビーサーチ  アオシマ `12 サンバートラック VBパネルバン

Amazon.co.jp 1/24ザ・ベストカーGTシリーズNo.81 '12 サンバートラック VBパネルバン



思えばこの型はスバル社内で生み出された最後のサンバー(これより後の型はダイハツのOEM)な訳で、人々に愛され続けてきたサンバーの歴史の中でとても重要なモデルなんですよね( ・ω・)

決して初心者にも優しいとは言えないキット内容、それでも随所に光るモールドの細かさと全体の高い再現度は、サンバーを愛する方々へのアオシマ担当者の答え、もといレクイエムような気さえするのは私だけでしょうか。


アオシマ TT2 サンバートラック 3


個人的にはこのリアビューがお気に入り。

「初心者には優しいとは言えない」と書いてしまいましたが、実際はパーツ数の多さに対する根気が必要ってなだけで構成自体はとても素直。
丁寧に組んでいけば特にディテールアップを施さなくてもキッチリと実車っぽくなり、サクサク形になっていくところは近年の金型技術の向上を感じさせます。

軽トラに限らず商用車といえば何故か20代後半あたりから目覚める、簡素で質実剛健な機能美の中に見出す「噛めば噛むほど旨味が出てきておいしいです(^q^)」的なポジションにあったりして、決して広く万人受けするとは思えないクルマだと個人的には思ってましたが、中々どうして反響も大きく、発売当初はあっという間に売り切ってしまいました。

海外需要や販売を見越したモデル化も多い昨今、ドメスティックで牧歌的な風景の似合うサンバーをキット化した英断もさることながら、「農道のポルシェ」と呼ばれ身近な存在として愛され、また軽トラだからといって決して妥協したキット構成にしなかったことも、この反響ぶりの背景となった故の謂わば当然の結果なのかもしれません。


アオシマ TT2 サンバートラック 4


ちなみに裏側はこんな感じ。

タイヤ・ホイール・マフラー変更と車高調整、フロントのロアアームバーとモノコックバー・吊り輪・牽引フックの追加、フロントドライブシャフトとスペアタイヤの除去以外は素組みで、ここまで精密感が出るのは素直に凄いなと。
所々甘い仕上がりなのは私の力量の無さとお察しくだされ。

普段は見ないんだからテキトーでいいやと思いがちな裏側。
実はこのフレームに乗っかるゴチャゴチャとした装備の感じが完成後に脇からチラッと見えるとても重要なポイントで、寧ろそこに軽トラの魅力が詰まってると言っても過言ではないと個人的には思ってますww

そんなところもキッチリと再現され、軽トラでは異例で前例のない精密さ。
コレは明らかに後世に語り継がれる名キットの一つだと思いますよ( ・ω・)

ただ説明書の塗装指示に関しては実車と異なるところがちょいちょい散見されるので、気になる方は実車画像を検索して確認することをお勧めします。
ステアリングラックとエンジンのオイルパン、座席の塗り分けのカラー指定の違いや前後窓枠の塗装指示抜け…等々、ここら辺は後の再販で改善されていくことを望みます。


アオシマ TT2 サンバートラック 5


エンジンフードは完成後も開閉できるように設計され、エンジン本体を鑑賞することが可能となっております。
私の場合は自作したマフラーに干渉して開閉機構を殺してしまったので、カバーを取り外して撮影ww

エンジンも必要最小限の塗装でリアルに仕上がるので、更にウェザリングを施しても面白いかも( ・ω・)


アオシマ TT2 サンバートラック 6


ボディカラーは旧Mr.カラー8番シルバー。
クリアーはいつもの水性ホビーカラー30番クリアーを使用。

主な改造点は
・ロールバーとマフラー、プラ板からフロントディフューザーのようなスポイラーのような訳の分からないものを制作
・ステアリングとドライバーシートは同社ドリフトパーツセットのものを使用
・ホイールはタミヤさんのSSRマークⅢ(14インチ)に変更
・タイヤはゴムシートからの自作

ホビーサーチ  アオシマ ドリフトパーツセット

Amazon.co.jp 1/24 Sパーツ タイヤ&ホイールセット No.121 ドリフトパーツセット



ホイールはSA22CサバンナRX-7に付属していたものを幅詰めとボス加工をして装着。
フロントバンパーはセンターの開口部にある格子を切り取り、上に広げてナンバープレートのダボ穴をパテ埋め。

シフトノブと吊り輪を改パーツから使用、牽引フックを作ったりアオリに最大積載量ステッカーをわざわざ制作して貼ったりと細かいパーツを色々やってますが、こういう小物が映えるのも軽トラならではだと思います。

制作して完成した印象は「ちっちゃいけどデケェww」ってな感じ。
何を言ってるのかわからねーと思うg(ry

軽自動車の規格が異なるので当然と言っちゃあ当然で、4ドアセダンなんかと比べると圧倒的に小さいですが、以前フジミさんのアルトワークスやらアオシマさんのAZ-1やらを作った印象からするとやっぱ一回り大きいなーと。
キャブオーバー(厳密にはRRなのでキャブオーバーじゃないんだけど)ってのも背が高くなって余計そう感じる要因っすね。


アオシマ TT2 サンバートラック 7


軽トラは初めての制作ですけど、一応好みの形には纏められたかなーと。
とっても勉強になりました。

ヒットに伴い、今後はキャリイ等の他の軽トラも是非キット化してほしいところ。
出来れば70年代のアクの強いデザインの旧車が欲しいんですけど…。
あっ、売れないですかそうですか( ´・ω・)


※制作記まとめはこちら→ アオシマTT2サンバートラック制作記
※キットレビューはこちら→ 購入キットよもやま話:アオシマさんのTT2サンバートラック
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テーマ : 模型・プラモデル    ジャンル : 趣味・実用

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さんさんろく

Author:さんさんろく
変態ドリ車好きのへなちょこアマチュアカーモデラー。
インスピレーションのままに、好き勝手に作っております。


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