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自由気ままに作った1/24カーモデルの資料とまとめ

完成品:S130S フェアレディZ

Category: 完成品 > フジミ  Tags: 完成品  日産  フジミ  
フジミ S130S フェアレディZ 1


紅を纏う貴婦人。 
今回制作したのは、フジミさんから発売されている1/24峠シリーズNo.12「フェアレディ280Z-T」でございます。

説明書では1997年8月となっていますが、恐らく消費税5%改定時の価格変更に伴ったもの。
金型自体は1980年代前半まで遡り、初期インチアップシリーズの更に前のスーパーターボ500シリーズからラインアップがある、フジミ1/24カーモデルの中でも最古参の1つだったりします。
ちなみにスーパーターボ500シリーズの中で金型改修を受けながらも現在まで発売されているのが、このS130Zと初代RX-7の2つのみ。
残りはS110シルビア・バイオレット・TE71トレノ…等々、ちょっと詳しい方ならお察しの金型廃棄の噂がある類のキットと同期というのが非常に古さを感じさせます。

初期ボディはノーマルに準じた形状で、SA22C初代RX-7は早々にオーバーフェンダー・アイローネゲート一体成型へと金型改修。
S130Zも現在のインチアップシリーズの一つ前、インチアップディスクシリーズからアイローネゲート変更とフロントフェンダー後ろのダクトが追加され、一時期はシリーズから絶版となり峠シリーズでの発売が続いておりましたが、2015年からID-139のロットで復帰。
2017年現在、峠シリーズとインチアップシリーズの併売となっています。

ホビーサーチ  フジミ 280Z アイローネ (S130)

Amazon.co.jp フジミ模型 1/24 峠シリーズNo.10 280Z アイローネ S130



ホビーサーチ  フジミ ニッサン フェアレディ 280Z アイローネ

Amazon.co.jp フジミ模型 1/24 インチアップシリーズNo.139 ニッサン フェアレディ 280Z アイローネ



正直どちらも金型改修後の方が発売期間が長い訳で…。
自分がプラモを弄り始めた25年近く前には既に峠シリーズのみの販売で、もちろんアイローネゲートの金型改修キット。
ノーマルボディなんて当時住んでたド田舎の模型店でも見かけませんでしたね( ´・ω・)

一応改修前のキットはプレミアが付いてはいますが、S130Zは出来の良いタミヤさんのがありますんでそんなに動いてないご様子。
タミヤはタミヤでTバールーフ改修でノーマルルーフがプレ値になってるんですけど。

S130Zの1/24キットは実車発売当時の80年代前半から数多くのメーカーさんから発売され、このフジミさんの他にタミヤ・アオシマ・マイクロエース・ナカムラ・グンゼ・クラウンモデル・永大/エーダイグリップ・バンダイ…等々、海外ではエアフィックス、1/25ではAMTなんかもありましたね。

タミヤさんは先述したようにノーマルルーフからTバールーフへと金型改修され、初期ノーマルルーフキットは絶版。
Tバーも最後に再販されたのがプラスワンボディの時だから…もう15年以上前ですかねww
アオシマさんのは西部警察シリーズの団長のスーパーZとして発売されており、こちらもノーマルキットは無し。
マイクロエースさんはアリイ名義時代にナカムラ金型を譲り受け、現在も定期的に再販。
但し上げ底。

グンゼさんはノーマルとボブシャープレーシングの個体をキット化。
クラウンモデルさんのは唯一の2by2キット。
エーダイグリップさんのは廃業後バンダイさんへ金型が移り、族シリーズで過去に再販。
エアフィックスさんのは1/24スケールで、販売でグンゼさんとの関係があり、もしかするとOEM品なのかも。
エアフィックスキットも結構希少で中身の確認までは取れず。

現状、定期的に再販され市場で見かけるのはフジミ・アオシマ・マイクロエースの3社のみという、知名度のある車種の割にノーマルキットに恵まれないという旧車にありがちな展開。
更に前期後期の差異もあるという事も鑑みると中々に絶望的な状態だったりします。


フジミ S130S フェアレディZ 2


組みやすさで言えばタミヤさんが一番良いのは重々承知で、自分は小学生の頃に1回組んだ懐かしさでこのキットを選んでる訳ですが、今の歳になって色々と資料を調べると結構細部考証が怪しいのに気付いちゃいまして…www

箱の表記は「280Z-T」。
キットには左ハンドルダッシュボードも付いてまして、北米仕様とかも考えちゃうとグレード考証に弱い自分には何が何だか…www
なので、エンジンはL20Eになっちゃうけど一番無難で実車もタマ数が多かったであろうと思われる素のZと安全牌を選び面倒さから逃げ 割り切って、表題の型式も「S130S」としたところでございます。
ちなみに箱の表記通りグレードを280Z-Tとすると型式はHS130J。
今考えるとこっちでも何の問題もないっていうね(;^ω^)


豪快にドリフトする箱絵は直感的なインパクトはありますが、峠シリーズの中ではネタ要員感漂うラインアップであり、好きなモデルは何度でも作るような小学生当時の自分もそれを暗に察知したのか、今回が2回目の制作。
何より当時は先代S30との区別がつかずに同じモデルだと思ってたという、何ともお恥ずかしい話で…ww
コンセプトキープのモデルチェンジだもの。
幼い無垢な判断力だと分かんねーですって。


一応昔のリベンジと箱絵へのリスペクトを兼ねてこんな感じに作ってみましたけど、パッケージと共通するのはボディカラーとフロントスポイラーのみ。
旧車に対して今風のパーツをチョイスしながら、そもそもめちゃくちゃデカいフロントスポイラーを自分なりに上手く纏めて使用できただけでも十分満足っす( ・ω・)


フジミ S130S フェアレディZ 3


キットとしては往年の板シャーシを生かしながらも、徹底的に手を入れて強度と鑑賞に耐え得るレベルを目指しつつ、ボディも近年の金型キットの横に並べても何とか大丈夫なように、素性を尊重しながら自分の技術の許す限り、全体のレベルのボトムアップを心掛けながら組み上げております。

プロモデルフィニッシャーの北澤志朗氏が「フジミの板シャーシキットはプラモの体を成したガレージキット」と仰っていたのをどこかで拝見した覚えがありますが、まさにその通りでとにかく形にするだけでも異様に神経を使う割には、ボディの形状や内装等のパーツを単体で見ると結構しっかりと造形されてたりするんですよねー…ww
全般的に「(神経をすり減らすほど)手はかかるけど(工作好きには)面白いキット」ってな印象です。

このS130Zに関しては、金型の古さを考慮しても比較的荒れやグネりなんかは少なく、ボディ形状ではキャビン部のルーフが低くチョップド気味なのとヘッドライトがやや小さめなのがちょっとアクが強めかなって印象。
スケール感で致命的に破綻してるようなところも無く、思ったよりも悪くないと感じます。

組み立てはやはり加工前提で丁寧に組み上げ、何より塗装指示の曖昧さだったり細部の造形にもエラーがあったりなので、実車画像とにらめっこしながら詰めていく事が重要になってきますね。


フジミ S130S フェアレディZ 4


私の場合はそれなりに弄った改造車ということで、独自解釈を加えて好き勝手にやっちゃってますけどね…(;^ω^)
一応「L20EからL28Eへと載せ替えられて更に排気量アップ+インジェクションターボ化」ってな超お金かかってる仕様で、箱絵のようにドリフトしても結構速いよ!みたいな妄想設定。
フロントスポイラーのダクトから覗くインタークーラーと3ナンバーなのはそんなところを反映して。

実際このクルマでドリフトしてるのなんてドリフト黎明期の峠のローリング族でケツ流してたのがちょこっと映ってた映像か、ドリフト天国ビデオの想定外ましーんずコーナーで出てた車両ぐらいしか見たことないんですけど、そこは想像力でカバー。
ただ焦ったのか、最後の最後にボンネットピンをフロント寄りにくっつけてしまうという痛恨のミス。
S130Zは逆開きですぞ( ˘ω˘)

…まぁ純正キャッチは生かしつつ、ヒンジ取っ払いのFRPにして飛んでかないようにボンピン留めにした…みたいな解釈で何卒お願いします。

主な改造点は
・インタークーラー・ラジエター・ボンネットダクト・サイドステップ・ドラッグウイング・リアディフューザー・ボーテックジェネレーター・マフラー・ロールケージ等を自作
・ドア後ろからのドンガラ内装制作
・フロント足回りのジオメトリーを大幅に変更
・運転席シートはアオシマさんのドリフトパーツのフルバケを使用し、助手席はフジミS15シルビア純正を使用
・ホイールはタミヤさんのプリメーラ用SSRハセミ プロトS(18インチ)を使用し、2㎜厚ゴム板から制作の自作タイヤとジャンクパーツからディスクブレーキを装着

ボディカラーはMr.カラーC79シャインレッド。
下地にMr.カラーアクリジョンN19ピンクを塗装し、クリアーはいつもの水性ホビーカラー30番クリアー。

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ホビーサーチ  GSIクレオス N-19 ピンク (桃) (光沢) (アクリジョン)

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アクリジョンは今回初めて使いましたが、まだちょっとコツを掴みきれてない感じ。
瓶生の状態だと筆塗りではかなり薄い為に隠蔽力があまり無くて数回の重ね塗りを必要としますが、上塗りをラッカー系塗料にしても溶け出さないので下地塗料として重宝しそうです。
あと特性上、水性ホビーカラー等の水性塗料の上にはヒビ割れてしまうので注意。
私の経験として乾燥時間・塗膜強度のどちらに起因するのかは分からないっすけど、水性塗料でも塗膜が強かったり乾燥時間が早かったりするのも最近では多いので、もし水性塗料に上塗りする場合は適宜テストピースに塗って検証した方が良さそうですね。



フジミ S130S フェアレディZ 5


付属のデカールも使ってみようかとも考えたんですが、メーカーさんが80年代当時のままで流石に仕様に合わないかなと思いそのまんま。
一応昔作ったやつのリベンジは果たせたかな( ´ω`)

※制作記まとめはこちら→ フジミS130フェアレディZ制作記
※キットレビューはこちら→ 購入キットよもやま話:フジミさんのS130Z
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テーマ : 模型・プラモデル    ジャンル : 趣味・実用

Comments

 
はじめまして。
めちゃめちゃかっこいいです!!!(^^♪
 
>安斎治療室 三代目 様

こちらこそはじめまして、コメントありがとうございますー。

拙作ではありますがお褒めいただきありがとうございます。
個人的に日産の2ドアでしかも旧車は苦手意識が強く、更に途中制作の一時中断とかもあって正直ちゃんと形になるか不安でしたが、何とか上手く纏められたかなと思ってますε-(´∀`;)

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さんさんろく

Author:さんさんろく
変態ドリ車好きのへなちょこアマチュアカーモデラー。
インスピレーションのままに、好き勝手に作っております。


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