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購入キットよもやま話:アオシマ(BEEMAX)さんの240RS

Category: 購入キットよもやま話 > Beemax Development Co.,Ltd.  Tags: キットレビュー  (アオシマ)  (BEEMAX)  
アオシマ BEEMAX 日産BS110 240RS レビュー1


おっさんホイホイ。 
今迄キット発売されなかったレース車両の1/24プラモ化で、すっかりお馴染みになったBEEMAXさん。
今回は日産240RS、'84サファリラリー仕様をご紹介ですー。

BEEMAXさんの240RSは、まず2016年9月に'83ニュージーランドラリー仕様として新規金型リリース。
そのバリエとして今回は主に右ハンドルパーツが新たに同包された第2弾で、2017年12月にリリースされております。
なお製造・販売はマカオに本社を置くBEEMAXさんが、流通に関してはアオシマさんが取り扱う分業体制は今回も変わりありませんね( 'ω')

元々グループBに参戦する為のホモロゲ取得用に、S110シルビア後期ノッチバッククーペをベースに作られた240RS。
1983年に200数台のみを生産(厳密には生産自体は前年の82年に全て終了)・販売した非常にレアな、まさに「規定をクリアするだけの為に売っぱらった」クルマで、グループB廃止直前では狂気じみたパワーを出し始めるライバル車に相対的に非力となった240RSは苦戦したものの、デビューイヤーで2位入賞、この'84サファリラリーでは5位と成績を残し、数少ない日本車参戦車両としても知名度のある割にはキット化に恵まれなかったクルマ。
一応ベースとなるS110後期ノッチバックにおいてはフジミキットが兄弟車ガゼールを含めて存在し、バリエとして240RSを模したエアダム角フェンシリーズから逆に240RSキットを生み出して過去に発売していますが、板シャーシキットであるうえに外装も完全再現とはいかない内容なんですよね。

ちなみにS110シルビア/ガゼールにおいては、前期ハッチバックがフジミ・アオシマから発売され、アオシマキットはグループ5のスーパーシルエット車両のみ、フジミキットも金型廃棄の噂ありのレアキット。
前期ノッチバックはアオシマから西部警察仕様のガゼールが2001年にリリースされた後、もっとグラチャンシリーズでガゼールが、グラチャン'89シリーズでシルビアが、屋根ぶった切り仕様として転用されリリースされています。
また、後期では先述のようにノッチバックのみがフジミと今回のBEEMAXが240RSとしてリリースされています。

まー工場出荷の時点で車内は快適装備を一切廃したドンガラ左ハンドル、外装もオーバーフェンダーはともかく、ボンネットやフロントバンパーなど意外と細かいところがシルビアとは異なるのに加えて、前期・後期のノッチバック/ハッチバックのボディバリエーションがありますので、金型的にはシルビアと240RSを兼ね合わせるのはちょっと難しいのかなと(;^ω^)


アオシマ BEEMAX 日産BS110 240RS レビュー2

アオシマ BEEMAX 日産BS110 240RS レビュー3


さてさて、ボディから内容をみていきましょう。

オーバーフェンダーはボディと一体成型で、顔面一式は別パーツ化。
ガラスパーツは窓枠との段差を少なく抑えた外嵌め式で、近年ちょいちょい見られるようになりましたね。

フロントバンパー別なので全長は分からないものの、全幅とホイールベースにおいてはそれぞれ+5.0㎜と約+3.0㎜(リアインナーフェンダー中央~フロントストラット間)と、結構デフォルメされているご様子。

…う──ん………シャーシも専用設計なのにホイールベースが延ばされてるのはちょっといただけないなぁ…。
バーフェンも思った以上に張り出し量がありますねー。


アオシマ BEEMAX 日産BS110 240RS レビュー4


ボンネットもこんな感じの一体成型でスリットも抜けてるのはありがたいんですが、何故かボディ全体がシボ加工…っていうか金型表面にサンドブラスト加工したのかなっていう感じにザラついてるんすよ(;^ω^)

塗装の食い付きとか考慮したのかなって一瞬思ったんすけど、デカール貼り付けの際にシルバリング起こす確率も高くなる訳で、何でこんな感じになってんのか意図が分からないんすよね。
逆に裏側はある程度ツルツルしてるしで、単純に研磨を省いたとか…そんな事無いですよねーww

BEEMAXド初期リリースものは同じようにボディがザラついてたなんて話も聞いたことがあるんで、以前ご紹介した同社ST165セリカGT-FOURの時にはツルツルしてたボディが何故また仕様変更になったのか…謎っすな。


アオシマ BEEMAX 日産BS110 240RS レビュー5


あとはリアスポイラーも一体成型なんですけど、角にヒケが生じちゃってますね。

トランクとの境界もパテ埋めしたのかってくらい曖昧なので、制作の際には一本横にスジ彫りを追加しておくのも手かもですな。


アオシマ BEEMAX 日産BS110 240RS レビュー6


各ランナーをみていきましょう。

まずはシャーシ・室内の主要パーツを構成するAランナー。


アオシマ BEEMAX 日産BS110 240RS レビュー7


シャーシは専用品でモールドも細かめで良い感じ。

ミッションはちょっと塗装しにくそうかな…。


アオシマ BEEMAX 日産BS110 240RS レビュー8


内装はドンガラ再現。

ラリー車両再現としても勿論、チューニング車両を作る場合もこういうのが一番有り難いのですよ( ˘ω˘)


アオシマ BEEMAX 日産BS110 240RS レビュー9


ドア内張りは別パーツ化。
その割には板っぽいなとか思っても、実車も軽量化で大体こんな感じ。

シートはダッツンバケットのややふっくらした感じが出てて良き良き。


アオシマ BEEMAX 日産BS110 240RS レビュー10


先述したように今回のバリエから右ハンドル化パーツが入っているので、左ハンドルダッシュボードは不用品扱い。

周辺パーツ含めて流石モールドの細かさ・質感共に非常に良い感じでございますぞ。


アオシマ BEEMAX 日産BS110 240RS レビュー11


こっちが追加分。

ワイパーも右ハンドル用が追加されてますね。


アオシマ BEEMAX 日産BS110 240RS レビュー12


お次は足回り関係とロールケージのBランナー。

真ん中の黒い板はボンネットダクトから内部が透けないようにエンジンルーム内に取り付ける目隠しボード。
こういう配慮、好きです。


アオシマ BEEMAX 日産BS110 240RS レビュー13


ロールケージはちょっと変則的な構成。

マフラーは出口が埋まってるので、何らかの加工が必要っすね。


アオシマ BEEMAX 日産BS110 240RS レビュー14


リア足回りの4リンクリジットもパーツ構成がやや変則的。

ラリーでは初めて導入されたと言われるカヤバ製の別タンク式サスの造型も絶妙ですぞ。


アオシマ BEEMAX 日産BS110 240RS レビュー15


ディスクブレーキとフォグランプと顔面パーツのCランナー。

ブレーキパーツはピン式ホイールに合わせていますが、中心のハブにもモールドが刻まれており、フロントにはハブボルトのモールドもあったりで、非常にエロスを感じるポイント(わからない)


アオシマ BEEMAX 日産BS110 240RS レビュー16


あ、グリルというかラジエターの一部モールドとヘッドライトリフレクターの取り付け箇所はこっちが表ですな。


アオシマ BEEMAX 日産BS110 240RS レビュー17


アニマルガードとAピラー根元のフォグランプパーツもサファリラリー仕様の特徴として今回から付属。


アオシマ BEEMAX 日産BS110 240RS レビュー18


各リフレクターのEランナーとHランナー。

メッキはギラギラのつやあり。
旧車としてはもうちょっと質感を抑えた方がらしくなりそう。

Hランナーも今キットからの付属ですな。


アオシマ BEEMAX 日産BS110 240RS レビュー19


クリアパーツのDランナー&Gランナー。

外嵌め方式なので当然ながらガラスパーツは各部にバラバラ。
クリアパーツ越しに見える像の歪みはどうしてもあるんですけど、少なめな方で透明度も問題無し。


アオシマ BEEMAX 日産BS110 240RS レビュー20


ホイールも今キットから変更され、4穴のエンケイ バハが再現されています。
直径は17㎜で、1/24換算で約14.5インチ。
実車は15インチなので、ほんのちょっとだけ小さめなサイズ。

タイヤには特に銘柄等の刻印はされていません。


アオシマ BEEMAX 日産BS110 240RS レビュー21


んで、このタイヤのトレッドパターンがゴツめで、中空構造なのもあってか思い浮かぶのが、アリイ(マイクロエース)製の所謂"タワシタイヤ"。
トレッドの模様が立ちすぎてて、これも中々のタワシ感ありますぞ( ˘ω˘)


アオシマ BEEMAX 日産BS110 240RS レビュー22


あとはデカールと、カラーの貼り付け指示書と説明書で全パーツ。
ドアミラー鏡面用のメタルインレットも付いてますな。


アオシマ BEEMAX 日産BS110 240RS レビュー23


ちなみにBEEMAXではお馴染み、別売りのエッチングも販売されていまして、シートベルト一式はデカールから変更可能となっています。


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他にはこんな細かい、トランクフックの留め具もエッチングでは更にディテールアップが可能。


アオシマ BEEMAX 日産BS110 240RS レビュー25


またマッドフラップはエッチングパーツ専用となり、通常キットには付いてきません。

ルーフのアンテナもよりリアルな金属製に置き換えが可能となるので、完全再現を狙うならエッチングの購入がベストと言えるでしょうね。


アオシマ BEEMAX 日産BS110 240RS レビュー26


あとはそろそろ定着してる頃かと思われる、説明書の謎キャラ。
安定のドヤ顔、プライスレス。


…という感じで長々とみてまいりましたが、雑感としてはボディ寸法とかホイールインチとか基本的なサイズ感でもう少し何とかならなかったのかと。
一言で言えば、デフォルメの癖が強い
処女キットのST165セリカGT-FOURもそーでしたんで、これが特徴といえば特徴なんですけども。

一応自分としては以前制作していたフジミガゼールのレストア用にと購入しておりまして、最初はフジミ側のノーマルフェンダーを移植しようかとも思ってたんですが、各部寸法を考えると逆にフジミボディにパーツを移植してブラッシュアップさせるのが妥当かもですね。

車種選定に関しては、有名車両なのにプラモとしては地味に空白化していた車両をコンスタントに輩出するBEEMAXさんありがたやーという事で、逆に経営的に大丈夫なのかよ…と心配しつつも、35overの琴線にビンビン触れるキットを価格もやや高めに設定してリリースするあたり、非常にクルマのプラモに対して審美眼のある企画力だなーと思う訳ですよ。
今後も精力的に活動していただきたいと願いながら、ふとそういえばS110シルビアってA10バイオレットとプラットフォーム共用してたよねー…とか思い出しまして、シャーシ関連を流用しながらもしこれでA10バイオレットのサファリラリー仕様なんて出たら絶叫脱糞ものですよ、奥さん。

A10バイオレットなんて今でこそ珍車の極みたいな扱いですけど、今回のキットの元となった実車、'84サファリラリー240RSのドライバーでもあるシェカー・メッタ師匠が打ち立てた、A10バイオレットでのWRC史上初のサファリラリー4連覇という活躍っぷり、またそれによって「ラリーの日産」のイメージを定着させたともいえる重要な1車種。
240RS同様、数年前まで1/24ではフジミキットのみで入手も制作もあまり容易ではないキットの存在に止まっていたものが、近年「新規で出る訳ねーよバーカwww」と安易に言えなくなった嬉しさたるやww

…まぁ出るかどうかはともかく、今後もBEEMAXさんから目が離せないでありますよ( ˘ω˘)

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変態ドリ車好きのへなちょこアマチュアカーモデラー。
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