サガミノクニノモータース

自由気ままに作った1/24カーモデルの資料とまとめ

購入キットよもやま話:アオシマさんの430セドリックセダン

Category: 購入キットよもやま話 > (株)青島文化教材社  Tags: キットレビュー  (アオシマ)  
アオシマ430セドリックセダン レビュー1


歴代セドグロと西部警察ものはガチ勢が居るから説明すんのがクソ怖ぇって何度言ったら。 
今回キットレビューするのはアオシマさんの430セドリックセダン、1/24西部警察シリーズの覆面パトカー仕様でございます。

アオシマさんの430系においては、まず実車後期型発売時に新規金型で後期ハードトップ280Eブロアムがリリース。
以降多岐にわたるシリーズ変更や再販を繰り返し30年程の間現役としてコンスタントに発売されていましたが、突如2013年の第52回静岡ホビーショーにおいて前期グロリアセダン200スタンダードと後期セドリックセダン200E GLが完全新規金型として開発が発表され、同年10月にキットがリリース。
その後セダンキットのバリエーションとして警視庁パトカー仕様・東個協個人タクシー仕様と続き、西部警察シリーズでの捜査用パトカー・覆面パトカー仕様の2種がリリースされています。

2019年現在ではザ・モデルカーシリーズにおいて№9に後期セドリックセダン200E GLが、№43にセドリック/グロリアのコンパチで前期セダン200スタンダードが、№57にこちらもセドリック/グロリアのコンパチで後期ハードトップ280Eブロアムがラインアップ。
№43と№57もキットを確保しておりますので、また後程の個別レビューを暫しお待ちくださいませ( ´ω`)

今回のはバリエ最後発となる西部警察覆面仕様。
ノーマルキットと同じく後期セドリックセダン200E GLがベースで、もう1種の捜査用パトカー仕様と併せて新たに内外装の架装パーツ・デカール・ホイールを加えてのパッケージングとなっております。
なお実際の西部警察撮影車両は前期型に後期のボンネット・グリル・バンパー等を移植した、なんちゃって後期型も存在するらしいので、キットをベースに完全再現させるとなるとまたほんのちょっと独自に加工が必要となりますね。
パッケージの方はよーく見るとパンパーを除く顔面だけ合成で完全後期に修正されてるようにも見えなくもないんですが……ww

430セドグロの1/24スケールプラモは実車発売当初から各社リリースが行われ、アオシマさんの他にもフジミ・ニチモ・オオタキの計4社から発売。
フジミ・ニチモ両社は後期ハードトップ200ターボブロアム、オオタキさんはセドリックが前期セダン200カスタムデラックス、グロリアは前期セダン200カスタムデラックスと200スタンダード……で多分合ってると思うんですが、フジミ初期キットの中には表記が"430ターボ"だけでブロアムの文字が無いものもあったりで、正直全く自信ないですわwww

セドリック・グロリアそれぞれのハードトップ・セダン・ワゴン・バン、加えて前期・後期の差異、更にグレードが異なると一部意匠が別に用意されてるとかいう、歴代中最多のボディバリエを誇るモデルですから、これ書いてる途中でも何が何だか……(;^ω^)

予てからオオタキ430セドグロセダンのカルト的な人気とプレ値を結果的に崩す形となったアオシマさんの430セダンですが、全く同じなのはグロリアのオオタキ個タク仕様とアオシマノーマルの方だけ。
しかも個タク仕様はオオタキさんがグロリアなのに対し、何故かアオシマさんはセドリックがベースに。
まぁ全部を網羅するには金型的にどうやっても無理がある訳で、基本的にはセドリックは西部警察車両を、グロリアはオオタキをオマージュするのが開発初期の目標としてグレード選定されたのかなーって何となく思います。

ちなみに購入は2015年、町田の量販店にて。
「うおー新規ホイール付いてるじゃーん!!結構早めに売り切れちゃうんじゃねー!?」ってウキウキで買って早数年、思ってたよりそれほど目新しい内容じゃなかったと判断されてしまったのか、それともやや高めな価格設定が災いしたのか、まだ在庫も見掛けることも、何ならついでに叩き売りのセールに出されちゃってたりするところもちらほら見ると、おじさんは何とも言えない微妙な気持ちになるのですよ。


アオシマ430セドリックセダン レビュー2

アオシマ430セドリックセダン レビュー3


ボディは黒成型。
バリエの捜査用パトカーの方は白成型っす。

各グレードの振り分けの為に前後バンパー・ライト周囲とボンネットが別パーツ化。
更に200E GLと200スタンダードではボディ側面金型のコマ替えで、フロントフェンダーコーナーマーカー上部のモール・ドアモール・オペラウインドウの有無を作り分けており、この手法は同社330セドグロで行っていた方法を踏襲したとのこと。

なお後期はフューエルリッドオープナーが標準装備となるので給油口蓋の鍵穴が撤去されてるらしいのですが、キットのボディには鍵穴ありますね……(;^ω^)
気になる場合は削って除去しちゃいましょう。

一応このままの状態でも分かる全幅とホイールベースの寸法を測ってみると、1/24換算で全幅+1.0㎜、ホイールベース適正値と素直な感じの設計。
3ナンバーと比べるとやや華奢であっさりとした雰囲気が捉えられていて、かつ近年の金型として細部までパッキリとした非常に好印象な造型であります。


アオシマ430セドリックセダン レビュー4


前後バンパーとボンネットはこんな感じ。

後期ボンネットはセドリック/グロリアでそれぞれ専用デザイン。
バンパーも後期はボディ同色の樹脂タイプ。
初版のみリアバンパーサイドの縦分割位置が左右で異なっていたなんていうエラーもありましたが、以降再版・バリエでは適正位置に修正されました。

ちなみに警視庁パトカー仕様のキットには新規専用パーツとしてブロアムのビッグバンパーを投入。
但しアオシマさんのくまぶろぐでも担当者さんが言及されていましたが、当時一般的に見られたスタンダードベースに前後ブロアムの簡易型バンパーの姿ではなく、提供された資料を再現した結果としてスタンダードボディベース+フロント後期ブロアムビッグバンパー+後期GLリアバンパー+セドリック後期GLリアランプ・ガーニッシュの組み合わせになったとのこと。
なので投入されたブロアムバンパーはフロントのみとなっています。

本来ならスタンダードグレードは前期後期の区別がほぼ無いので、リアはスタンダードの前期タイプのランプ・ガーニッシュに簡易型ブロアムビッグバンパーの組み合わせとなるところ。
実際にキットのような個体が当時あったのかどうかは不明ですが、一般的なタイプを作ろうとなると他からスタンダードのテールランプ・ガーニッシュを流用し、リアの簡易ブロアムバンパーをスクラッチすることになります(´・ω・)


アオシマ430セドリックセダン レビュー5


お次はシャーシ関係。

近年だと精密再現も多い中、潔くオミットする箇所は簡略し、組みやすそう作りやすそうな構成となっています。
というか、ここら辺の構成も先のオオタキキットへのリスペクトを感じるような。

このくらいの年代のクルマだとこのレベルの再現でも必要にして十分ですよね。


アオシマ430セドリックセダン レビュー6


内装パーツ一式関連。


アオシマ430セドリックセダン レビュー7


構成はアオシマスタンダードなドア内張り別体方式のバスタブ形状。

このパーツ2種はGLとスタンダードで異なるパワーウィンドウ・リアスピーカーの有無等のグレード差異を、ボディ同様金型のコマ替えでそれそれパーツを丸ごと入れ替えて再現しております。


アオシマ430セドリックセダン レビュー8


ダッシュボードはこんな感じ。
フル装備っすね。

タクシー仕様のみこちらも専用パーツが別ランナーに奢られています。


アオシマ430セドリックセダン レビュー9


シートはGLなのでセパレートタイプの方を使用。
一応スタンダードのベンチシートも付いてきます。


アオシマ430セドリックセダン レビュー10


こちらもGLとスタンダードでコラムシフト・フロアシフト、フロアシフトはMTとAT、ステアリングの違いをきっちりと作り分けてパーツ再現。


アオシマ430セドリックセダン レビュー11


外装パーツに戻ってメッキランナー。

フロントマスクは下部のボディ色のところまで一体成型の構成。
これだと実車にはない分割ラインが生じちゃうんですけど、ボディの金型抜けとバンパー内部の再現度を考えれば致し方ないところ。

今んとこ出てないけど、グリルの右のスペースからグロリアとかも企画案があったのかなーとか思ったり。


アオシマ430セドリックセダン レビュー12


クリアパーツランナーはこんな感じ。

ちょっと見難いっすけど、サイドリアウインドウのピラーはクリアパーツ側にモールド。
リアガラスの熱線モールドは初版以降に追加されました。


アオシマ430セドリックセダン レビュー13


ノーマルホイールやらオペラウインドウやら。
ザ・モデルカーシリーズ版の方では純正ホイールを含むランナーはメッキ仕上げとなっています。

オペラウインドウはGL専用品。
スタンダードはカバータイプがまた別に入ってます。


アオシマ430セドリックセダン レビュー14


このホイールの為にこのキットを選んだといっても過言ではない、お目当ての新規専用ホイール、エンケイバハ。
加えてタイヤとポリキャップ。

バハは14インチの5穴。
前後オフセットは同一で今時の鏡面メッキ仕上げ。
雰囲気を出すなら一度メッキは剥がしてシルバー塗装ですかね。
もう1種の捜査用パトカー仕様にはエンケイディッシュが同包されています。

────って、おおおおおああああああああー!!!!!
スポークの本数、13本じゃねーかwwwww


……エンケイバハ、当時ものはスポークの本数が14本で、近年ムーンアイズとのコラボで再販された復刻版は区別するためなのか13本スポークなのですよ。
勿論劇中車は当時ものの14本スポーク。
同社サファリの6穴バハはちゃんと14本なのに……どぼちてこんなことになるの……。

うーんアオシマさん、やっちまったなぁ。

ちなみに当時ものでもエンケイバハにデザインが酷似した13本スポークのホイールがありまして、そちらは米国APPLIANCE社のTurbo Vecというホイール。
このTurbo Vecも実はエンケイが国内生産していたという話もあり、回り回って当たらずとも遠からずな感じになっちゃってますが、例えば完全再現を目指してちゃーんと14本スポークで14インチの1/24ホイールを探すとなると、思い当たるところでは以前レビューをしたBEEMAX 240RS '84サファリラリー仕様の4穴バハ、もしくは同社同シリーズのサファリの6穴の流用ぐらいしかないんじゃないでしょうか。
これをベースに5穴化させてセンターキャップを自作すれば何とかなりそうなもんですけど、でも厳密にいえば240RSの4穴バハは後期タイプにあたり、段付きリムのやや異なるデザインとなるのに加えてオフセット量が地味に浅いんですよね。
いずれにしてもあとちょっとの惜しいところで残念な感じになっちゃってます(´・ω・)

タイヤの方はDUNLOP SP9★ 185SR14の刻印。
HITEQ JASMINEさんが記事にしてたアルティメイトボンバー、もといウレタンバンパーのMG-Bのタイヤと同じっすね。
スタンダード版は1/32トラック用をサイズがドンピシャだからってんで流用されたのがちょっとした話題にもなりましたが、GLの方はSP9★が基本入ってます。


アオシマ430セドリックセダン レビュー15


パトカーパーツその1。
ここら辺はあんまりマニアではないので画像で各自ご判断いただければ。

ランナーとしては警視庁パトカー仕様に入ってたのと全く同じもの。
というか警視庁仕様の方が先発なのに明らかに西部警察用を見据えた台座が既に盛り込まれてるっていう。
なお今キットで使用するのは右から2番目枠の無線の2パーツのみ。


アオシマ430セドリックセダン レビュー16


パトカーパーツその2。
パトランプはあぶ刑事レパード用のランナーを流用。


アオシマ430セドリックセダン レビュー17


んで最後に説明書とデカールで全パーツ。
デカールは捜査用パトカー仕様と共通ですな。


先述のバハホイールの件を除けば西部警察劇中車がお手軽に作れる内容のキット。
劇中で後期覆面仕様は3台登場しており、1話毎やカット毎で微妙に細部がコロコロ変わる(更にまだ前期の頃にはカットで車両自体が前期グロリアにすり替わってたりってのもある)ので実車がどのベース仕様かは議論のあるところですが、細かいところを気にせずに後期セドリックGLとすればそれほど問題なく作れるセットではないでしょうか。
……バハのスポーク本数も言われなければ気付かないであろうレベルなのですが、如何せん新規で投入したのにってのと、それ目当てで購入した自分のダメージが地味に痛いww

ノーマルの後期セドリックGLとしてみても非常に作りやすそうな、かつ実車の特徴とグレードの細部考証もしっかりと行われている、際物部類に入る車種設定とは裏腹に1/24プラキットとして非常に練られた、後年に残る重要なキットの一つになると思われます。

一応付属ホイールの5穴14インチバハは今のところ他のキットには同包されておらず、別売りもされてないので入手できる唯一のキット。
330セドグロや430ハードトップ、それとも同じ430セダンでスタンダードの方に流用装着しても面白いかもしれませんね。

ホビーサーチ  アオシマ 430セドリックセダン 覆面パトロールカー

Amazon.co.jp 青島文化教材社 西部警察 No.10 430セドリックセダン 覆面パトロールカー

関連記事
テーマ : 模型・プラモデル    ジャンル : 趣味・実用

Comments

 
どうもご無沙汰してます黒幕ぬぽ改め嘘か誠か博太郎(ひろたろう)です。
確かにガチ勢の方々もいますね私はゆる寄りのガチかもしれません(笑)
ホイールのスポークの本数は気にして見なかったのですが1本足りないんですね
気付きませんでした、確かにん?な感じもしなくもなかったのですが・・・。

鍍金をはがして塗装もアリですね、私の場合はスポーク脇のへこんだ部分にタミヤカラーエナメルのメタリックグレーとフラットアルミを1:1もしくは2:1くらいで混ぜた色を塗ってます。
 
>嘘か誠か博太郎 様

こちらこそご無沙汰しております。
暑い日が続いておりますが如何お過ごしでしょうか。

私はどちらかというと純正の細部の相違を見分けるのが苦手な方で、そこら辺は詳しい諸兄の纏めた資料を読み漁りながら都度確認して改めて文を起こしている次第です。
ホイールの差異もそんな中で「当時もののバハ」という記述を検索で発見し、色々と調べて照らし合わせたらーってな感じですね。

造型自体は非常にシャープなので仰る通り、奥まった部分をスミ入れの要領で塗装してあげるとパリッと映える形状だと思います( ´ω`)

« »

10 2019
SUNMONTUEWEDTHUFRISAT
--12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031--

さんさんろく

Author:さんさんろく
変態ドリ車好きのへなちょこアマチュアカーモデラー。
インスピレーションのままに、好き勝手に作っております。



お問い合わせ
ご意見・ご要望など個別にお問い合わせの際は、下記メールフォームよりお気軽にご連絡ください(↓別タブで開きます)。
プライバシーポリシー
プライバシーポリシーに関しましては、下記プロフィール記事下段部分をご参照ください。