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購入キットよもやま話:フジミさんのGS131クラウン

Category: 購入キットよもやま話 > フジミ模型(株)  Tags: キットレビュー  (フジミ)  
フジミGS131クラウン レビュー1


「何であんの!?」って思うじゃろ? 
今回はフジミさんの8代目クラウンのキットをレビューしていきます。

実車は1987年にデビューし、ボディタイプは4ドアのセダン・ハードトップとワゴン・バンの4種類がラインアップ。
ハードトップの3ナンバー専用車は「ワイドボデー」としてバンパーのみならずフェンダーやドアまで専用品が用意されており、マッシブな印象でベースの2.0L車とは差別化が図られていました。
マイナーチェンジ後には初代セルシオよりも先行して4.0Lの1UZ-FEを載せたグレードも登場し、これが次代14#系から続くマジェスタの雛型ともなっています。

1/24スケールプラモデルでは今回採り上げるフジミさんの他にもアオシマさんの4.0Lモデルが存在し、ここ暫く20年程はそのアオシマさんのV8クラウンがメジャーで、フジミGS131クラウンはたまーに再販される程度。
最後に売りに出されてたのもインチアップシリーズのスポット生産が最後だと思うので、2005年以来でしょうかね。

ちなみにアオシマさんのUZS131は当初前期ロイヤルサルーンGのMS137としてリリースされ、実車マイナーチェンジ後に金型改修を受けて後期4000ロイヤルサルーンG(通称V8クラウン)に変更されています。
2011年にはバリエーションとしてザ・ベストカーGTシリーズ№65においてMS137が発売されておりますが、こちらもボディは後期となっており、前期MS137は改修以降絶版のままです。
アオシマUZS131クラウンはVIPcarⅡシリーズ№28のキットを2000年に購入・制作した個体を過去作に載せてますね。

一方今回のフジミGS131クラウンは、実車発売1年後の1988年にリリース。
当時流石板シャーシ流用とバリ展で鬼のようにラインアップを増やしたフジミ、こちらもしゃぶり尽くすかと思いきや、前期2.0Lモデルを発売した以降はグレードの違いによる作り分け等に特に手を入れるでもなく、他の新型車のリリースと№替えに埋もれてそのまま棚落ち。
長らく絶版となっていましたが、フジミロゴも変更された2018年6月にようやくインチアップシリーズ№32として再販と相成りました。

金型を改修してまで時流に乗ったアオシマキットとは対照的に棚落ちしたのが幸か不幸か、今では13#系クラウンのプラモでは唯一の前期2.0Lボディキットとして貴重な存在となっていますね。


フジミGS131クラウン レビュー2

フジミGS131クラウン レビュー3


この頃はバブルまっしぐらな景気も後押しして、今では当たり前な各部共通化とは真逆な意匠の凝りようで年式やグレードによって微妙に佇まいの変化がみられるのが面白いところ。

購入は2018年にAmazonにて。
こういう久しぶりの再販ものは有る時にブチ込んどかないと後々めっちゃ後悔するってのを少しは学習した模様。

ボディはフロントバンパーのみ分割式。
ルーフ裏側にはサンルーフ用の穴開け溝もあります。
金型年次は古いものの生産数が少ないためか各部モールドは良好な方。

全長を除く各寸法は全幅+1.0㎜、ホイールベース適正と実直な数値。
2.0Lグレードの華奢さと柔和な雰囲気が良く表現されてるんじゃないでしょうか。


フジミGS131クラウン レビュー4


まずはシャーシとか足回りとかダッシュボードとかフロントバンパーとか。

このキット、全体パーツ数が少なめに抑えられててボディ・ホイール・クリアパーツ以外は全てAランナー通し番号という、あまり見掛けないタグ構成。


フジミGS131クラウン レビュー5


シャーシは前後シャフト式のお馴染みのアレで前後オーバーハングを金型コマ替えで対応……って思ったら、実はこのタイプのシャーシも数種類あるっぽい。
少なくとも自分が在庫しているY31セドグロと見比べてみると、ミッションのモールドだったりマフラーの微妙な位置ズレ、リア車軸上に1本リブが入ってたり等の相違があり、ランナーの構成と金型年次からしても恐らくこのGS131クラウンが一番最初だったのかなと。
いずれにせよ何故態々作り分けたのかの理由は分からずじまいなんですけれどもね。


フジミGS131クラウン レビュー6


フロントバンパーも何故フロントのみ別体式にしたのかが不明。
アフターパーツ・グレード・マイチェンいずれの対応でも結果論的に理由が付かないんですよねー。


フジミGS131クラウン レビュー7


ダッシュボードはモールドもしっかりしてて良き雰囲気。
ドア内張りのアームレストが別パーツ化されてて車内ディテールに配慮している点も好感が持てます( ´ω`)


フジミGS131クラウン レビュー8


こちらも残りのバスタブ内装だったりシートだったりのAランナー。


フジミGS131クラウン レビュー9


バスタブ内装は金型が80年代後半ということを考慮しても、ちゃんと組み上げてあげれば今の目で見ても質感良く仕上がるでしょーこれ。
フジミキットにはちょいちょいこういうのがあるからハマるんすよww


フジミGS131クラウン レビュー10


シートはこんな感じ。
裏側は抜けちゃってるので、気になる方は適宜プラ板等で蓋しといてください。


フジミGS131クラウン レビュー11


クリアパーツランナー。
先述のようにサンルーフも開口可能ざます。


フジミGS131クラウン レビュー12


レンズカットも生きてますが、説明書の塗装指示が曖昧なうえに実車も中々に複雑な形状をしていますので、如何にらしく出来るかがポイントとなりそう。


フジミGS131クラウン レビュー13


ホイールは純正デザインでもやたらインチアップされた、キモみ溢れる形状。
いやまぁ"インチアップシリーズ"なんだから間違ってねぇけどもさ。

サイズは16インチで、純正が14インチなので2インチのアップ。
タイヤサイドウォールには"BRIDGESTONE RE71 235/45VR17DL"の刻印。


フジミGS131クラウン レビュー14


あとは説明書とデカール。


フジミGS131クラウン レビュー15


デカールはフジミロゴが変更になったくらいかな。
グリルやトランクの車名・グレードバッジは全てボディにモールドされており、デカールでの置き換えは不可。
モールドはかなり繊細に彫刻されていますので塗り分けは可能ですが、果たしてパキッと仕上げられるかどうか……(;^ω^)


以上が全パーツ。
正直最近まで全く触手が伸びなかったキットだったりしますが、プラモ的には長らく見慣れた鷹揚なワイドボディとはまた趣の異なる5ナンバーサイズ特有の淑やかさが表現されたボディは、齢30も過ぎた蘊蓄臭いオッサンには琴線ビンビンだったり。
何より実車で一番売れたのは寧ろこっちの5ナンバーの方で、当時はやたら走ってて馴染みの深い存在なのですよ。
また一周回って敢えてこのナローの方でベタ車高クリーンVIPな弄り方とかすると激シブになったりと、改造車としても意外と盲点なモデル。
上記では触れてませんでしたが、実はスイッチパネルパーツにエレクトロマルチビジョンの不要パーツが成型(裏側なので見えないけどシャーシのランナー右上端に位置)されてたりと、恐らくフジミさんとしては後年にワイドボディも企画していたような形跡があり、それが何らかの理由により頓挫した結果、今では上手くアオシマ製と住み分けたのもまた僥倖なのかもしれませんね。

1車種1台セルフハードモードな縛りを設ける自分としては、久しぶりに再販された稀有なキットとなれば何とかして作る口実を逆に捻り出そうとした末に、そういえばこの代はステーションワゴンにスーチャー付きのロイヤルサルーンが設定されてることに気付いた次第。
いやまぁ実際Bピラーだとかテールランプだとか、どうやって作っていくかなんてのは全くのノープランなんすけども、前期で作れば顔面はそのままでも問題はなく、セダンをワゴンorバン化するのと労力的にはさして変わらんじゃろうという甘い目算とやたら高いハードルを設定して、何だかんだで結局手に入れておりまする(;^ω^)

素のまま作っていくにしてもテールランプの塗り分けだったり純正ホイールのインチアップ問題だったり、要所要所でコツは必要なキットではありますが、ボディの雰囲気は非常に良きキットなので皆様もお手に取ってみてはいかがでしょうか。

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さんさんろく

Author:さんさんろく
変態ドリ車好きのへなちょこアマチュアカーモデラー。
インスピレーションのままに、好き勝手に作っております。



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