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購入キットよもやま話:アオシマさんのPHG50プレジデント/HG50インフィニティQ45

Category: 購入キットよもやま話 > (株)青島文化教材社  Tags: キットレビュー  (アオシマ)  
アオシマPHG50プレジデント/HG50インフィニティQ45 レビュー1


2in1キット。 
今回キットレビューで採り上げるのは、アオシマさんのザ・モデルカーシリーズ№89"プレジデントJS/インフィニティQ45"でございます。

実車はまず1989年11月にインフィニティQ45が発売。
プラザ合意後の円高により北米地域において付加価値を高めた独自ブランド開発に迫られた日産自動車が満を持して世に送り出したのは、非常にアバンギャルドで攻めたコンセプトデザインを纏いながらも、七宝焼きのフロントエンブレムやオプションで漆塗りインストゥルメントパネルを設けた、"ジャパン・オリジナル"のキャッチフレーズを掲げ、日本を色濃く意識したフラグシップカーでした。
しかしそのアクの強いデザイン、特に予てから高級車の特徴とされたフロントグリルを排した薄い顔面や、木目パネルを一切廃する内装等が仇となり販売は迷走。
そこで路線変更と既に存在していた日産のフラグシップカー、2代目プレジデントのモデルチェンジを兼ねて、インフィニティQ45をベースにホイールベースを150㎜延長しながらインフィニティQ45よりも上級車種として設定し、内外装デザインも安牌な旧来の高級車像を踏襲した3代目プレジデントを翌1990年10月に発売。

その後インフィニティQ45は1993年6月に文字通り、取って付けたようにフロントグリルと内装木目パネルを追加して後期型へマイナーチェンジ。
1997年9月にY33シーマに統合される形で姿を消しています。

プレジデントは1992年2月に個人用途を想定して、インフィニティQ45と同一のホイールベースを持つプレジデントJSを発売。
1994年5月に中期型へ、更に1998年12月に後期型へとマイナーチェンジが行われ、2003年9月にF50シーマとコンポーネンツを共有する4代目へとバトンタッチしています。

1/24スケールプラモデルにおいてはインフィニティQ45がアオシマさんとフジミさんの2社からどちらも前期型でリリース。
プレジデントはアオシマさんのみで、ホイールベースの短いJSの中期型が再現されています。
アオシマさんのプレジデント/インフィニティQ45は実車と同様、最初にインフィニティQ45が1990年に、プレジデントは少し遅れて1999年にキットを発売。
以前はインフィニティQ45・プレジデントJSそれぞれ個別にパッケージングされ販売されていましたが、ザ・モデルカーシリーズからはボディ関連パーツを2台併せて、作る際はどちらか1台を選択する2in1パッケージを採用しています。

ちなみに購入は2019年に地元の量販店にて。
久しぶりのアオシマQ45再販で満面の笑みでウキウキしながら買ったキットであります。


アオシマPHG50プレジデント/HG50インフィニティQ45 レビュー2

アオシマPHG50プレジデント/HG50インフィニティQ45 レビュー3


という訳で、まずはプレジデントJSのボディの方から。

VIP系エアロパーツパッケージキットのバリエを考慮して前後バンパー別体式となったのも大体この頃からでしたっけ。
各箇所の寸法は1/24換算で全長が-2.0㎜、ホイールベース・全幅は適正値と気持ちオーバーハングで圧縮されてる感じ。

JSは電動サンルーフ標準装備ということでルーフにもちゃんとモールドがあります。
トランクの"PRESIDENT"の文字は塗装し辛そうっすね(;^ω^)


アオシマPHG50プレジデント/HG50インフィニティQ45 レビュー4

アオシマPHG50プレジデント/HG50インフィニティQ45 レビュー5


一方インフィニティQ45はそれよりも前のスタンダードとなる前後バンパー一体成型。
前後バンパーのサイドマーカーもマットガードも一体ですね。

数値は同じく全長-2.0㎜、ホイールベース・全幅が適正値。
後期型へマイナーチェンジ後の1994年10月からサンルーフレスを選択できるようになるので、Q45前期も電動サンルーフは標準装備です。

比較するとスジ彫りなんかはやはり年次が後のプレジが幾分シャッキリしてる印象。
何故かサンルーフ裏側の切り取り用スジ彫りがQ45には存在してプレジには無いっていう違いもあったり。
基本どちらも特にスキルを必要とするようなところは無さそうですね。
なお金型はコマ部分替え等ではなく、どちらも個別に用意されており、同社MX41マークⅡ/チェイサーと同じタイプですわな。


アオシマPHG50プレジデント/HG50インフィニティQ45 レビュー6


プレジの前後ノーマルバンパーとフロントマットガードはこんな感じ。
仮組みしてみましたけど合いも好印象。


アオシマPHG50プレジデント/HG50インフィニティQ45 レビュー7


シャーシはインフィニティQ45登場時に専用設計。
もう30年も前の代物ではありますが細部モールドも丁寧に入っており、新しいフラグシップカーのモデル化として開発の力の入れようを感じさせます。


アオシマPHG50プレジデント/HG50インフィニティQ45 レビュー8


駆動系やら足回りやらのシャーシ関連パーツ。
こちらも繊細なモールドで現在のキットと比べても遜色ないレベル。

ちなみにパッケージ表記では型式をG50に統一しておりますが、実車は油圧アクティブサスペンションの有無で型式が異なり、キットではシャーシのリアにあるポンプユニットの箱モールドとオイルケース別体サスの形状からして油圧アクティブサスペンション装着車の"PHG50/HG50"であると判断し表題を記述しております。
なおQ45の油圧アクティブサスペンション無しのベースグレード型式はG50。
プレジはロングホイールベースが有:JHG50 無:JG50、ショートホイールベースのJSが有:PHG50 無:PG50となります。



アオシマPHG50プレジデント/HG50インフィニティQ45 レビュー9


内装はスタンダードなドア内張り別パーツのバスタブ式。


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ダッシュボードやシート等。
ステアリングは純正とちょっとスポーティなの(銘柄不明)の2種選択。


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スイッチ類までかなり細かくモールドが施されていて塗装で更に映えそうな印象。


アオシマPHG50プレジデント/HG50インフィニティQ45 レビュー12


ボディが別金型ってーことでクリアパーツもそれぞれ専用品。
こちらはプレジの方。

極シリーズでのアバンギャルドエアロ仕様が2012年に販売していた名残か、専用フォグのクリアパーツランナーも左下にオマケで成型されてますね(;^ω^)


アオシマPHG50プレジデント/HG50インフィニティQ45 レビュー13


Q45の方はスリットマスクの前後ライトパーツがオマケで付属。


アオシマPHG50プレジデント/HG50インフィニティQ45 レビュー14


プレジ用グリルはノーマルの中期に加えて後期タイプ(画像中央)も付属。
加えてQ45用ではインパルグリル(画像右)もオマケで入っています。


アオシマPHG50プレジデント/HG50インフィニティQ45 レビュー15


こちらはプレジ専用パーツで、ボディマウントフロント部と室内用ハイマウントストップランプとシート手摺りにサイドミラー。
サイドミラーをメッキにするためにランナーごとメッキ加工。


アオシマPHG50プレジデント/HG50インフィニティQ45 レビュー16


こちらもオマケとしてのQ45用エアロパーツ一式。
先のパーツ類含め、Q45の内容としては過去のスリットマスクや初期VIPカーシリーズに準ずる形なのかなーと。


アオシマPHG50プレジデント/HG50インフィニティQ45 レビュー17


こちらもオマケパーツの、初期VIPカーシリーズから付属のローダウン足回りパーツランナー。
タグに"98"の刻印があることから1998年製金型ってことなんでしょーね。


アオシマPHG50プレジデント/HG50インフィニティQ45 レビュー18


2車種純正ホイールとタイヤ。
ホイールは両者とも1/24換算で15.5インチ。
実車が15インチなのでほんの少しだけ大きめですね。

タイヤサイドウォールには"YOKOHAMA ADVAN dB decibel"の刻印。
タイヤ袋にはポリキャップとナンバープレート用アルミ板が同封。


アオシマPHG50プレジデント/HG50インフィニティQ45 レビュー19


最後に説明書と窓枠マスキングシール2種とデカールとメッキシール。


────以上で全パーツでございます。

内容は2in1としながらもやや比重はQ45に依ったパーツ構成かなーと感じます。
まぁ元々Q45の方が登場が早かった訳ですし、伴ってパーツバリエーションが増えるのは当然のこと、それらをオマケとして入れてくれた太っ腹っぷりが嬉しいのでありますよ。
一方のプレジが劣っているのかということではなくて、ノーマルキットとしては2007年以来の再販としてこちらも内容をアップデートした形として決定版と言えるでしょう。
Q45もノーマルキットとしては2011年以来じゃないでしょか?

自分としては一応Q45の方で作りたいなーと考えてますが、プレジの方もボディデザインとして捨てがたいと色々悩んでるところ。
例えば余ったパーツを有効活用し足りないランナーをパーツ請求で揃えるとなると、シャーシ・A・B・Cランナーをオーダーしてそれぞれお値段600円の合計2400円、更に送料を考慮するとキットのお値段が定価約3000円ですから、も一つ丸ごと買っちゃった方がお安かったりして、そういう絶妙な価格設定が上手いなぁと変に関心したり……ww
当時不評だったQ45も今の目で見ると唯一無二な個性的なデザインのビッグセダンとして、後世に残るエポックメイキングなクルマの内の1台。
バブリーな頃の、バブリーだからこそ存在し得た珠玉のフラグシップセダンを皆様も手に取って、作製して感じてみるのはどうでしょうか。

ホビーサーチ  アオシマ ニッサン G50 プレジデントJS/インフィニティQ45 '89

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さんさんろく

Author:さんさんろく
変態ドリ車好きのへなちょこアマチュアカーモデラー。
インスピレーションのままに、好き勝手に作っております。



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